技術士試験とは
技術士試験は、技術士法に基づいて行われる国家試験であり、優れた技術者の育成を図るための資格認定制度です。
試験は20の技術部門に分かれて行われますが、ここではその内「情報工学部門」について取り上げます。
技術士試験の第二次試験においては、各分野の重要な技術や、最新の技術動向について出題されます。情報工学部門においても例外ではありません。
そこで、最近の情報工学部門の第二次試験(筆記)で取り上げられている題材について、解説していきたいと思います。
なお、第一次試験についてはこちらの姉妹サイトで紹介(過去問解説あり)していますので是非ご覧ください。
出題テーマ一覧
近年の出題テーマは下記の通りです。リンク先に各テーマの考察を紹介しています。
令和4年度
必須科目
Ⅰ-1 デジタル教育
Ⅰ-2 非決定論的ソフトウェア
選択科目
コンピュータ工学
Ⅱ-1-1 深層学習以外の機械学習
Ⅱ-1-2 ローカル5GとLPWA
Ⅱ-1-3 量子コンピュータの方式
Ⅱ-1-4 GPU
Ⅱ-2-1 センサー技術とメタバース
Ⅱ-2-2 ダイナミック・リコンフィギュレーション
Ⅲ-1 2025年の崖の克服
Ⅲ-2 遠隔診療(D to P)
ソフトウェア工学
Ⅱ-1-1 非機能要件
Ⅱ-1-2 コスト(工数)見積り手法
Ⅱ-1-3 ブルックスの法則
Ⅱ-1-4 静的解析と動的解析
Ⅱ-2-1 ユーザの利用状況等の活用
Ⅱ-2-2 VPCを利用したシステム開発
Ⅲ-1 SBOM
Ⅲ-2 大規模なシステム障害
情報システム
Ⅱ-1-1 メタバース
Ⅱ-1-2 敵対的生成ネットワーク(GAN)
Ⅱ-1-3 サーバント型リーダーシップ
Ⅱ-1-4 MSS
Ⅱ-2-1 ローコード開発
Ⅱ-2-2 SNS分析ツール
Ⅲ-1 MaaSプラットフォーム
情報基盤
Ⅱ-1-1 Open ID Connect/OAuth
Ⅱ-1-2 3rd Party Cookie
Ⅱ-1-3 コンテナを用いたシステム基盤
Ⅱ-1-4 QUIC
Ⅱ-2-1 ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティシステム
Ⅱ-2-2 OSSを安全に利用するための取組
Ⅲ-1 学校のICTインフラ
令和3年度
必須科目
Ⅰ-1 IoTのセキュリティ
選択科目
コンピュータ工学
Ⅱ-1-1 誤り訂正符号
Ⅱ-1-2 割込み処理
Ⅱ-1-3 多層ニューラルネットワーク
Ⅱ-1-4 高速シリアル通信技術
Ⅱ-2-1 癒しロボット
Ⅱ-2-2 シングルボードコンピュータ
Ⅲ-1 学習者用端末
Ⅲ-2 個人情報を直接扱う機器
ソフトウェア工学
Ⅱ-1-1 オープンソースソフトウェアのライセンス
Ⅱ-1-2 要求分析手法
Ⅱ-1-3 マイクロサービス
Ⅱ-1-4 工程管理
Ⅱ-2-1 プロセス改善
Ⅱ-2-2 プロジェクトの実行方針
Ⅲ-2 CPS
情報システム
Ⅱ-1-1 PMOの役割
Ⅱ-1-2 テレワークにおけるVDI活用
Ⅱ-1-3 ゼロトラストセキュリティ
Ⅱ-1-4 クラウドのサブスクリプション契約
Ⅱ-2-1 クラウドERP
Ⅱ-2-2 社内決裁の電子ワークフロー化
Ⅲ-2 オープンデータの活用
情報基盤
Ⅱ-1-1 ローカル5G
Ⅱ-1-2 ログベースのメトリクス監視
Ⅱ-1-3 量子暗号
Ⅱ-1-4 モバイルエッジクラウド
Ⅱ-2-1 ネットワークセキュリティサービス
Ⅱ-2-2 BFF
Ⅲ-1 スマートホームのシステム基盤設計
Ⅲ-2 IDとアクセス管理
令和2年度
必須科目
Ⅰ-1 被災地域における5G
Ⅰ-2 キャッシュレス決済の非機能要件
選択科目
コンピュータ工学
Ⅱ-1-1 組込みシステムのリアルタイム制御技術
Ⅱ-1-2 コンピュータの小型・高密度な実装
Ⅱ-1-3 組込みシステムに利用されるCPU
Ⅱ-1-4 サイドチャネル攻撃の手法
Ⅱ-2-1 IoT機器の安全分析の手法
Ⅱ-2-2 ブロックチェーンの処理高速化
Ⅲ-1 高齢者支援のICTシステム
ソフトウェア工学
Ⅱ-1-1 DevOps
Ⅱ-1-2 モジュール性の尺度
Ⅱ-1-3 規模見積りの方法
Ⅱ-1-4 知識体系(Body of Knowledge)
Ⅱ-2-1 テレワークなどによる分散開発体制
Ⅱ-2-2 ソフトウェア開発におけるタスク管理
Ⅲ-1 フロントローディング
Ⅲ-2 業務のSociety5.0化
情報システム
Ⅱ-1-1 AIOps
Ⅱ-1-2 データマイニング手法
Ⅱ-1-3 ブロックチェーンの暗号資産以外への適用
Ⅱ-1-4 リーン生産方式を応用したアジャイルプラクティス
Ⅱ-2-1 会計基準変更に伴う対応
Ⅱ-2-2 リモートワーク・テレワーク化に伴うシステム対応
Ⅲ-2 教育へのデジタル技術の活用
情報基盤
Ⅱ-1-1 Disaggrigation
Ⅱ-1-2 クラウドネイティブ・アーキテクチャ
Ⅱ-1-3 ISPによるDNSブロッキング
Ⅱ-1-4 FIDO認証モデル
Ⅱ-2-1 基盤・セキュリティ面におけるテレワーク推進支援
Ⅱ-2-2 サーバ証明書失効への対応
Ⅲ-1 データ記録装置の廃棄時の対応
Ⅲ-2 コネクティッドカーの活用
令和元年度
必須科目
Ⅰ-1 分散協調連携システム
選択科目
コンピュータ工学
Ⅱ-1-1 オープンソースハードウェア
Ⅱ-1-2 行動的特徴を利用する生体認証
Ⅱ-1-3 車載イーサネット
Ⅱ-1-4 組込みシステムのソフトウェアテスト
Ⅱ-2-1 新規LSI開発
Ⅱ-2-2 Web技術を利用した組込み機器開発
Ⅲ-2 テレワーク支援システム導入
ソフトウェア工学
Ⅱ-1-1 ソフトウェア信頼性の指標
Ⅱ-1-2 ソフトウェア開発の定石集
Ⅱ-1-3 開発プロセスモデル
Ⅱ-1-4 ブラックボックステストの技法
Ⅱ-2-1 組込みソフトウェアのクラウド連携
Ⅱ-2-2 既存システムの開発資産蓄積
Ⅲ-1 業種横断的なシステム連携
Ⅲ-2 ソフトウェアの再利用
情報システム
Ⅱ-1-1 事業活動による環境への影響
Ⅱ-1-2 アジャイル型に適した開発対象
Ⅱ-1-3 プロジェクト/プロダクト/ポートフォリオマネジメント
Ⅱ-1-4 ブラックボックス問題・解釈可能性問題
Ⅱ-2-1 DX実現に向けた課題と施策
Ⅱ-2-2 BCPにおける訓練計画
Ⅲ-1 図書館間連携
情報基盤
Ⅱ-1-1 シングルページ・アプリケーション(SPA)
Ⅱ-1-2 IaaS型クラウドとVM型クラウド型クラウド
Ⅱ-1-3 CDN(Content Delivery Network)
Ⅱ-1-4 パスワードの定期的な変更
Ⅱ-2-1 サイロ化の課題
Ⅱ-2-2 公開Webサイトからの情報漏洩時の対応
Ⅲ-1 通信ネットワークのソフトウェア化
Ⅲ-2 ゼロトラストネットワーク