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情報処理技術者試験ナビ

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PM 21春 午後Ⅰ 問3

問題

プロジェクト推進方法の見直しに関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。

 M社は中堅のSI企業であり,通信事業者Q社の動画配信管理システムの開発を行っている。Q社の動画配信管理システムは,M社とは別のSI企業によって開発され,利用者へサービスを提供している。M社は,2年前に開発を引き継ぎ,これまでに数回,機能を追加する開発(以下,追加開発という)を行ってきた。今回,利用者へのサービス向上を目的に,追加開発を行うことになった。稼働開始は半年後である。
 M社は,Q社から今回の追加開発の概要について説明を受けた。この説明の際に,Q社からM社に対して“これまでは全工程を委任契約とし,掛かった工数を費用精算してきた。今回は過去に開発を依頼した機能が対象なので,内部設計から結合テストまでは事前に発注額を決めて請負契約としたい。”との要請があった。M社は,Q社とのビジネス継続の観点とこれまでの追加開発の経験から,要請を了解した。

 

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出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)は,プロジェクト推進に当たって,作業のルールを制定し,配下のメンバが適切に作業を行えるようにすることが重要である。同一のシステムに機能を追加する開発においても,PMは,それぞれの追加開発を一つのプロジェクトととらえ,作業のルールが,その時点の契約形態などの制約条件,前提条件に適したものであることを確認し,必要により修正することが重要である。
 本問では,作業標準や作業上のルールの制定,プロジェクト推進上の問題の解決に関する実践力を問う。

採点講評

 問3では,プロジェクト推進方法の見直しについて出題した。外部設計終了後に再見積りをする理由や問題の解決のために行うエスカレーションに関する設問は正答率が高かった。
 設問1は,低減しようとしたリスクについて問うたが,一部にリスクを低減することで得られる効果を記述した解答が見られた。問われている内容に沿った解答をしてほしかった。
 設問4⑵で問うた改善案は,Q社への提案事項であることから,Q社と協議して合意を得る必要がある内容である。一部に,M社内部の作業について記述した解答が見られた。解答に当たっては,設問の状況に適した内容になっているか確認してほしかった。