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PM 21春 午後Ⅰ 問4 設問1

問題

〔E社の体制〕
 E社のプロジェクトマネージャ(PM)はF課長である。F課長は,内部設計の開始に先立ち,内部設計から結合テストまでのプロジェクト計画を立案した。F課長は,図1のように,結合テストの準備開始時点で結合テストチームを設置する体制を計画した。要員はすべてE社社員で,全員がこのプロジェクトに専任する。

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 内部設計から単体テストまでは,外部設計からこの開発に参加している要員の中から各開発チームのリーダを選任し,二つのチームに分かれて開発を行う。
 結合テストでは,結合テストチームが結合テストの管理と実施を担当し,各開発チームは摘出された欠陥の改修を担当する。結合テストチームのリーダには,各開発チームのリーダではなく,テストに関する十分な経験をもつG主任を任命する。G主任は,結合テスト開始の5週間前からプロジェクトに参加する。設計書を読み込み,各開発チームからヒアリングを行い,仕様と設計を理解して,テスト計画書やテスト仕様書の作成などの結合テストの準備を進める。
 F課長は,結合テストの開始時点で,各開発チームから数名のメンバを結合テストチームに異動させ,結合テストの実施にあたらせることを計画している。
 E社ではこれまで,この規模の開発では,仕様をよく理解している開発チームのリーダが結合テストのテスト仕様書を作成し,開発時のチーム編成のまま結合テストを実施することが多かった。F課長は,各開発チームがそのまま結合テストを実施するこれまでの進め方と比較して,今回の進め方は①結合テストチームの設置後しばらくの間は各開発チームの効率が一時的に低下するが,②結合テストの開始時期が遅れるリスクを軽減する効果があると考えている。
 開発スケジュールを図2に示す。

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 F課長は,各開発チームに比較的経験の浅いメンバが含まれることから,内部設計で品質や進捗に問題が生じた場合に備えて,G主任の参加を結合テストの9週間前まで前倒しするコンティンジェンシプランを計画している。このコンティンジェンシプランでは,G主任に,設計に誤り,矛盾,あいまいさがないか,結合テストでの検証が正確かつ容易に実施できるか,という観点で内部設計書をレビューさせる。F課長はこのレビューに,内部設計の品質を改善する効果に加えて,各開発チームの進捗遅れによって結合テストの開始が遅れた場合にも③結合テストを予定どおり完了させる効果を期待している。

設問1

〔E社の体制〕について,⑴〜⑶に答えよ。

本文中の下線①について,なぜ各開発チームの効率が一時的に低下するのか。35字以内で述べよ。

本文中の下線②について,各開発チームと結合テストチームを分離することが,なぜリスクを軽減する効果があるのか。40字以内で具体的に述べよ。

本文中の下線③の効果は,なぜ得られるのか。25字以内で述べよ。

 

解答例・解説

設問1

・G主任とのコミュニケーションに時間がとられるから
・G主任のヒアリングへの対応で時間がとられるから

XXX

・内部設計や製造・単体テストと,結合テストの準備が並行して実施できるから
・内部設計や製造・単体テストが遅れても,結合テストの準備に影響しないから
・内部設計や製造・単体テストが遅れても,結合テストを可能な部分から開始できるから

XXX

・結合テストの検証効率が向上するから
・結合テストの検証が正確かつ容易に実施できるから

XXX