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PM 21春 午後Ⅱ 問1

問題

システム開発プロジェクトにおける動機付けについて

 システム開発プロジェクトの目標を確実に達成するためには,メンバのスキルや経験などの力量に応じた動機付けによって,メンバの一人一人がプロジェクトに積極的に参加し,高い生産性を発揮することが大切である。
 プロジェクトマネージャ(PM)は,プロジェクトの立上げ時にプロジェクトの目標をメンバ全員と共有した後,適宜,面談などの方法を通じてプロジェクトにおけるメンバ一人一人の役割や目標を相互に確認し,プロジェクトの目標との関係を明確にする。この過程で,メンバはプロジェクトの目標の達成に自分がどのようにかかわり,貢献するのか,その役割や目標を納得し,動機付けられる。
 プロジェクト遂行中は,メンバの貢献の状況を見ながら,立上げ時にメンバに対して行った動機付けの内容を維持・強化する。PMには,例えば,次のような観点に基づく行動が必要となる。

  • 責任感の観点から,メンバの判断で進められる作業の範囲を拡大する。
  • 一体感の観点から,プロジェクト全体の情報を共有させる。
  • 達成感の観点から,自分が担当する作業のマイルストーンを設定させる。

 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わったシステム開発プロジェクトの目標と特徴,メンバの構成について,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べたプロジェクトの立上げ時に,メンバに対して行った動機付けの内容と方法はどのようなものであったか。メンバの力量や動機付けしたときの反応などを含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 立上げ時にメンバに対して行った動機付けの内容をプロジェクト遂行中にどのような観点で維持・強化したか。観点とその観点に基づく行動及びその結果について,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 システム開発プロジェクトの目標を確実に達成するためには,プロジェクトメンバが生産性を最大限に発揮するように,メンバに対して役割や目標を自覚させることが重要である。そのためには,メンバのスキルや経験などの力量を考慮した動機付けが重要となる。
 本問は,プロジェクトの立上げ時に実施したメンバへの動機付けの内容と方法,及びプロジェクトの遂行時にその動機付けを維持・強化した具体的な行動について論述することを求めている。論述を通じて,プロジェクトマネージャとして有すべき組織要員管理に関する知識,動機付けや要員育成などの人的側面に関する能力や経験などを評価する。

採点講評

 プロジェクトの立上げ時にメンバに対して行った動機付け,及びプロジェクト遂行中にそれを維持・強化した経験がうかがえる論述が多かった。しかし,立上げ時にメンバとの意見交換や同意がなく,プロジェクトマネージャからの一方的な動機付けや,遂行中に維持・強化した内容が立上げ時の内容と異なる論述も見られた。