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PM 21春 午後Ⅱ 問2

問題

設計工程における品質目標達成のための施策と活動について

 プロジェクトマネージャ(PM)には,プロジェクトの立上げ時に,信頼性,操作性などに関するシステムの品質目標が与えられる。PMは,品質目標を達成するために,品質を作り込む施策と品質を確認する活動を計画する。
 PMは,設計工程では,計画した品質を作り込む施策が確実に実施されるように管理するとともに,品質目標の達成に影響を及ぼすような問題点を,品質を確認する活動によって早期に察知し,必要に応じて品質を作り込む施策を改善していくことが重要である。
 例えば,サービスが中断すると多額の損失が発生するようなシステムでは,サービス中断時間の許容値などの品質目標が与えられる。設計工程で品質を作り込む施策として,過去の類似システムや障害事例を参考にして,設計手順や考慮すべきポイントなどを含む設計標準を定める。品質を確認する活動として,プロジェクトメンバ以外の専門家も加えた設計レビューなどを計画する。品質を確認する活動の結果,サービス中断時間が許容値を超えるケースがあるという問題点を察知した場合,その原因を特定し,設計手順の不備や考慮すべきポイントの漏れがあったときには,設計標準を見直すなどの改善措置をとる。それに従って設計を修正し,品質目標の達成に努める。
 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わったシステム開発プロジェクトの特徴,システムの主要な品質目標と品質目標が与えられた背景について,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べたプロジェクトにおいて計画した,設計工程で品質を作り込む施策と品質を確認する活動はどのようなものであったか。活動の結果として察知した問題点とともに,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問イで述べた問題点に対し,特定した原因と品質を作り込む施策の改善内容について,改善の成果及び残された課題とともに,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)は,システムの品質目標達成のために,品質を作り込む施策と品質を確認する活動を計画する。設計工程では,品質を作り込む施策が確実に実施されるように管理するとともに,品質目標の達成に影響を及ぼすような問題点を,品質を確認する活動によって早期に察知し,必要に応じて品質を作り込む施策を改善していくことが重要である。
 本問は,設計工程での品質を作り込む施策と品質を確認する活動の内容,察知した問題点,特定した原因,品質を作り込む施策の改善内容,その成果と残された課題について,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,PMとして有すべき品質計画,品質管理に関する知識,実践能力などを評価する。

採点講評

 システム開発プロジェクトの経験を踏まえた具体的な論述が多かった。しかし,設計工程以外についての論述や,システムの品質目標と品質を作り込む施策との関連がうかがえない論述,察知した問題点の対処だけに終始し品質を作り込む施策の改善に言及していない論述も見られた。