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情報処理技術者試験ナビ

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PM 21春 午後Ⅱ 問3

問題

業務パッケージを採用した情報システム開発プロジェクトについて

 近年の情報システム開発では,業務プロセスの改善,開発期間の短縮,保守性の向上などを目的として,会計システムや販売システムなどの業務用ソフトウェアパッケージ(以下,業務パッケージという)を採用することが多くなっている。このような情報システム開発では,上記の目的を達成するためには,できるだけ業務パッケージの標準機能を適用する。その上で,標準機能では満たせない機能を実現するための独自の“外付けプログラム”の開発は必要最小限に抑えることが重要である。
 プロジェクトマネージャ(PM)は,例えば,次のような方針について利用部門の合意を得た上でプロジェクトを遂行しなければならない。

  • 業務パッケージの標準機能を最大限適用する。
  • 業務パッケージの標準機能では満たせない機能を実現する場合でも,外付けプログラムの開発は必要最小限に抑える。

 外付けプログラムの開発が必要な場合には,PMは,開発が必要な理由を明確にし,開発がプロジェクトに与える影響を慎重に検討する。その上で,開発の優先順位に基づいて開発範囲を見直したり,バージョンアップの容易さなどの保守性を考慮した開発方法を選択したりするなどの工夫をしなければならない。
 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わった情報システム開発プロジェクトの特徴を,採用した業務パッケージとその採用目的とともに,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べた情報システム開発プロジェクトの遂行に当たり,外付けプログラムの開発が必要となった理由,開発を必要最小限に抑えるために利用部門と合意した内容,合意に至った経緯,及び開発した外付けプログラムの概要を,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問イで述べた外付けプロクラムの開発に当たり,業務パッケージの目的を達成するためにどのような工夫をしたか。その成果,及び今後の改善点を含め,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 業務用ソフトウェアパッケージ(以下,業務パッケージという)採用の目的には,業務プロセスの改善,開発期間の短縮,保守性の向上などがあるが,業務パッケージの標準機能を最大限適用して,外付けプログラムの開発を必要最小限に抑えることが,これらの目的を達成するためには重要である。
 本問は,業務パッケージを採用した情報システム開発に当たり,外付けプログラムの開発を抑えるために利用部門と合意した内容,及び外付けプログラムを開発する際の工夫点を具体的に論述することを求めている。論述を通じて,プロジェクトマネージャとして有すべき業務パッケージの活用に関する知識,プロジェクト運営の実践能力,利用部門と調整する能力などを評価する。

採点講評

 業務パッケージの標準機能をできるだけ適用し,外付けプログラムの開発を必要最小限に抑えた経験がうかがえる論述が多かった。しかし,設問で求めている,開発を必要最小限に抑えるために利用部門と合意した内容や合意に至った経緯については論述されず,開発した外付けプログラムとその必要性の説明に終始した論述も見られた。また,外付けプログラムを開発する際の工夫点について論述されていないものも見られた。