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PM 22春 午後Ⅰ 問1

問題

新システムの構築に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。

 金融機関のC社は,これまで地域の個人客を中心にマーケット展開をしていたが,業容の拡大を図るために法人分野を得意とするE社と業務面・システム面での包括的な協力関係を1月に結んだ。その一環としてE社の法人向け商品を基にしてC社独自の商品を開発して販売することにした。E社の法人向け商品の販売管理システム(以下,E社システムという)をC社用に改造したシステム(以下,新システムという)を,E社の支援を受けながら,図1のスケジュールに従って構築し,10月からの商品の販売開始を目指すことにした。

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出題趣旨

 他社との協業形式でシステム開発を行う際に,プロジェクトマネージャ(PM)は,自社だけで開発する場合との違いを十分に考慮した上で,プロジェクト計画の立案,プロジェクトの管理・運営を行う必要がある。
 本問では,業務面・システム面の包括的な協力関係に基づく新システムの構築を題材にして,協業先のシステムを改造して開発する際の,開発スケジュールの策定,開発体制の整備,品質管理計画の策定などについて,ドキュメントの整備,利用部門の共通理解の形成,品質評価基準の策定などの多角的な観点から,PMとしての実務的な能力を問う。

採点講評

 問1では,プロジェクト計画の立案及びプロジェクトの管理・運営について出題した。ドキュメントの整備,利用部門との共通理解の形成,品質評価基準の策定などにおける留意点については,おおむね正しく理解されていた。
 設問2⑵のE社システムを利用してプロトタイプを構築する理由として,“操作によって具体的にイメージができるから”などのように,プロトタイプを構築する一般的な理由を記述した解答が目立った。題意を理解し,なぜE社システムを利用してプロトタイプを構築したのかについて,プロジェクトの状況に一歩踏み込んだ分析をした上で解答してほしかった。
 設問3⑶及び⑷の品質評価方法については,プロジェクトマネージャの基本的かつ実践的なスキルの一つとして身に付け,実際のプロジェクトの管理・運営においても是非活用してほしい。