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情報処理技術者試験ナビ

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PM 22春 午後Ⅰ 問2

問題

会計業務においてEUCからWebアプリケーションシステムへ移行するプロジェクトに関する次の記述を読んで,設問1〜5に答えよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトの実行においては,スコープ,スケジュール,コスト,品質間の様々なトレードオフの判断を求められる。プロジェクトマネージャ(PM)は,適切なコミュニケーションと利害調整を行いつつ,プロジェクトの目的・目標に照らして,これらのトレードオフの何を優先するかを,時には自分で判断し,時にはステークホルダに判断を迫る必要がある。
 本問では,プロジェクト遂行体制をどのように形成するか,ステークホルダ間の異なる要求をどのように調整するか,プロジェクト管理の仕組みをどのように組み込んでいくかなどの観点で,プロジェクトをどのように運営するかを問うことで,PMとしての総合的な能力を評価する。

採点講評

 問2では,システム開発プロジェクトにおけるプロジェクト運営の実践力について出題した。プロジェクトにかかわる部門間のコンフリクトを解消するためのエスカレーションの意義や,承認を待たずに次工程を開始することのリスクなどについては,おおむね理解されていた。
 設問1では,プロジェクト発足のきっかけとなる業務上のリスクを理解しているかどうかについて問うたが,漠然とした記述の解答が多かった。だれによるどのような行為がリスクとなるのかを具体的に記述してほしかった。
 設問3⑴では,納期に厳しい制約のあるプロジェクトにおけるスコープの調整について問うたが,スコープを調整する方向ではなく,顧客の当初の要求をそのまま記述している解答が多かった。ステークホルダの要求をどのように調整するかは,プロジェクトマネージャ(PM)としての重要な能力であり,時には第三者を通して説得することも必要となることを理解してほしい。
 設問5では,プロジェクトの運営組織をいかに機能させるかについて問うた。PMは,プロジェクト目標の達成に責任をもち,場合によっては,自ら解決のシナリオを描いて,ステークホルダ間の調整を図らなければならないことを理解してほしい。