情報処理技術者試験ナビ

当サイトは準備中です。

PM 23特 午後Ⅰ 問2 設問2

問題

〔要件定義工程の作業分担の調整〕
 E課長から,要件定義工程の作業の進め方について相談を受けたN氏は,次の手順で進めることを提案した。

  • D社の各利用部門の要件定義担当者が,M社メンバからERPの標準機能の説明を受けつつ,業務プロセスと業務内容の要件を記述したドキュメントを作成する。
  • このドキュメントをD社とM社の関係者でレビューし,ERPの標準機能と業務要件とのフィット&ギャップ分析を行う。
  • フィットした項目については,業務ごとにERPで使用する機能をドキュメントに追記していく。
  • ギャップ項目については,D社とM社の関係者で業務プロセスの変更,追加開発などの対応策を検討し,その結果をドキュメントに反映させる。追加開発が必要な業務要件については,M社が情報を提供し,画面,帳票,機能などの追加開発の規模を見積もるために必要な情報をドキュメントに記載する。D社の要件定義担当者が,このドキュメントを要件定義書として完成させる。

 E課長からは,“利用部門と調整を重ねたが,利用部門は各自の現在の業務との掛け持ちでしか参加できず,要件定義書を完成させることは難しいので,M社で業務内容をヒアリングして完成させてほしい。”という要請を受けた。N氏は,要件定義書をM社の責任で完成させることは,責任分担の面からも現在の契約との整合性の面からも問題があると考え,上司と対応策を検討した。その結果,次の手順で作業することをE課長に提案し,合意を得た。

  • M社メンバがD社の要件定義担当者に,業務プロセスと業務内容をヒアリングする。
  • ヒアリング内容に基づいて,M社メンバがERPの標準機能を使うことを基本に,業務プロセスと業務内容の要件を記述したドキュメントを作成する。
  • このドキュメントをD社の要件定義担当者とレビューし,指摘事項の一覧を作成する。
  • 指摘事項は,D社とM社の関係者で協議し,その結果をM社メンバがドキュメントに反映してD社に提示する。特に,ERPの標準機能と業務要件とのギャップ項目については,業務プロセスの変更,追加開発などの対応策を検討し,その結果をドキュメントに反映する。追加開発が必要な業務要件については,画面,帳票,機能などの追加開発の規模を見積もるために必要な情報をドキュメントに記載する。
  • M社が作成したドキュメントを,要件定義書としてD社の責任で期限までに完成させる。

 N氏は,M社側の要因で要件定義作業の手戻りが発生し,進捗が遅延することを防止するために,ある原因による指摘事項をモニタリングすることにした。 また,開発の期間に影響する数値を早期に見積もるために,作成されたドキュメントに記載された情報を抽出し,集計していくことにした。

設問2

〔要件定義工程の作業分担の調整〕について,⑴〜⑶に答えよ。

N氏は,要件定義書をM社の責任で完成させることは,責任分担の面及び現在の契約との整合性の面からどのような問題があると考えたか。それぞれ30字以内で述べよ。

N氏は,M社側の要因で進捗が遅延することを防止するために,ある原因による指摘事項をモニタリングすることにした。ある原因とは何か。20字以 内で述べよ。

N氏が,作成されたドキュメントに記載された情報を抽出し,集計して,早期に見積もることにした開発の期間に影響する数値とは何か。答えよ。

 

解答例・解説

設問2

責任分担
D社が決めるべき業務要件をM社で決めることはできない。
契約との整合性
準委任契約では成果物の完成責任を負うことは適切でない。

XXX

・業務要件に関する理解不足
・業務要件に関する理解の誤り
・業務に関するスキル不足

XXX

・追加開発の規模
・ERPの適合率

XXX