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情報処理技術者試験ナビ

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PM 23特 午後Ⅰ 問3

問題

システムの再構築に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。

 金融機関のA社は,約16か月後の来年6月末に到来するハードウェア保守期限に合わせて,メインフレームで稼働している審査システム(以下,現行システムという)をサーバ環境で稼働するシステム(以下,新システムという)に再構築している。
 新システムの構築は,表1に示すとおり1次開発と2次開発に分かれており,いずれもシステム部が開発を担当している。1次開発分は10月に,2次開発分は来年4月にそれぞれ稼働を開始する予定であり,システム部のB課長がプロジェクトマネージャを担当している。1次開発は内部設計まで順調に進み,3月からプログラム製造・単体テストに着手したところである。また,新システムの構築に伴う,サーバ環境における通信,データベース関連などの機能を提供するソフトウェア(以下,ミドルソフトという)の開発は,別プロジェクトとして技術部が進めている。

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IPA公開情報

出題趣旨

 システムの再構築を行う場合,プロジェクトマネージャ(PM)は,関連するシステムの開発状況,稼働状況などを十分に考慮した上で,プロジェクトの計画立案,プロジェクトの実行管理・運営を行う必要がある。
 本問では,ハードウェアの保守期限の到来に伴うシステムの再構築を題材にして,稼働中のシステム及び並行して開発を行っている関連するプロジェクトの進捗状況などに基づいた開発スケジュールの見直し,品質確保の方法,リスクの軽減方法などについて,作業効率の向上,障害対応などの多角的な観点から,PMとしての実践的な能力を問う。

採点講評

 問3では,システムの再構築における,プロジェクトの計画立案,プロジェクトの実行管理・運営について出題した。1次開発,2次開発,及び別プロジェクトで進めているミドルソフトの開発についての相互の関連,留意事項などについてはおおむね正しく理解されていた。
 設問1⑵では,現行システムにおける機能追加の凍結について問うたが,二重開発に伴う作業量の増加などに着目した解答が多かった。設問で求めていた,現行システムから提供される機能との関連から懸念されるリスクを深く分析した上で,解答してほしかった。
 設問2⑶では,総合テストが円滑に進められる理由を問うていたにもかかわらず,結合テストにおけるメリットを記述した誤った解答が多く見受けられた。テスト環境と各テストの関連を把握し,最適なテスト計画を立案できる能力を身に付けてほしい。