読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

情報処理技術者試験ナビ

当サイトは準備中です。

PM 23特 午後Ⅰ 問4

問題

プロジェクトの評価に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。

 電機メーカのX社は,ディジタルカメラの今季モデルの開発を先月完了し,来月発売する予定である。Y課長は,今季モデルのソフトウェア開発(以下,今季モデル開発という)でプロジェクトマネージャを担当し,現在は今季モデル開発のプロジェクトの評価を行っている。メンバはすべてX社の社員であった。来月から,同じメンバで来季モデルのソフトウェア開発(以下,来季モデル開発という)が始まる。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 システム開発プロジェクトにおいて,プロジェクトマネージャ(PM)は,適切な品質管理計画を立案し,計画に従って品質管理を実践する必要がある。また,実績を適切に分析・評価して,そこから得られた成果をその後のプロジェクトの運営に活用するとともに,ほかのプロジェクトの参考に資することも求められる。
 本問では,工程ごとの欠陥摘出を複数の視点から検証したプロジェクトをモデルとして,PMの品質管理に関する実践的な能力を問う。

採点講評

 問4では,組込みシステム開発におけるプロジェクトの評価について出題した。欠陥の混入工程・混入原因に着目した品質の分析の基本や,欠陥の予防・早期摘出の有効性と生産性の関係については,おおむね正しく理解されていた。
 設問1⑴では,当該工程よりも前の工程で混入した欠陥が多く検出された場合に,その時点で実施すべき対策を問うたが,“前工程のやり直し”,“前工程に戻って修正”など,前の工程の成果物の品質を検証する具体的な手段への言及がない解答が多く見られた。題意を理解して対策を具体的に記述してほしかった。
 設問2⑴では,多くの欠陥を混入させた一部の担当者に対する対策を問うたが,“担当間で相互にレビューに参加する”,“周辺機能やライブラリのドキュメントを強化する”など,対処がやや広範な解答が目立った。解答に当たっては,制約条件から判断してその対策を実行することが適切かどうか,また状況において求められる効果が適時に得られるか,もう一歩踏み込んで考えてほしい。