読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

情報処理技術者試験ナビ

当サイトは準備中です。

PM 23特 午後Ⅱ 問2

問題

システム開発プロジェクトにおける品質確保策について

 プロジェクトマネージャ(PM)には,品質保証や品質管理の方法などについて品質計画を立案し,設定された品質目標を予算や納期の制約の下で達成することが求められる。
 PMは,品質目標の達成を阻害する要因を見極め,その要因に応じた次のような品質確保策を作成し,品質計画に含める必要がある。

  • 要員の業務知識が不十分な場合,要件の見落としや誤解が起きやすいので, 業務に詳しい有識者を交えたウォークスルーによる設計内容の確認やプロ トタイプによる利用者の確認を実施する。
  • 稼働中のシステムの改修の影響が広範囲に及ぶ場合,既存機能のデグレー ドが起きやすいので,構成管理による修正箇所の確認や既存機能を含めた 回帰テストを実施する。

 また,予算や納期の制約を考慮して,それらの品質確保策について,次のような工夫をすることも重要である。

  • ウォークスルーの対象を難易度の高い要件に絞ることで設計期間を短縮し たり,表計算ソフトを利用して画面や帳票のプロトタイプを作成すること で設計費用を削減したりする。
  • 構成管理でツールを活用して修正範囲を特定することで修正の不備を早期 に発見してシステムの改修期間を短縮したり,回帰テストで前回の開発の テスト項目やテストデータを用いてテスト費用を削減したりする。

 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わったシステム開発プロジェクトの特徴,及びその特徴を踏まえて設定された品質目標について,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べた品質目標の達成を阻害する要因とそのように判断した根拠は何か。また,その要因に応じて品質計画に含めた品質確保策はどのようなものか。800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問イで述べた品質確保策の作成において,予算や納期の制約を考慮して,どのような工夫をしたか。また,工夫した結果についてどのように評価しているか。600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)には,品質保証や品質管理の方法などについての品質計画を立案し,設定された品質目標を予算や納期の制約の下で達成することが求められる。
 本問は,設定された品質目標の達成を阻害する要因とそのように判断した根拠,その要因に応じて品質計画に含めた品質確保策,及び予算や納期の制約を考慮して品質確保策に対して加えた工夫について,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,PMとして有すべきプロジェクトにおける品質計画に関する知識,実践能力などを評価する。

採点講評

 品質目標を阻害する要因と判断した根拠については,具体的な論述が多かった。しかし,品質目標,品質目標の達成を阻害する要因,及び阻害する要因に応じた品質確保策について,論理的に整合しない論述も見られた。また,品質計画についての論述を求めているのにもかかわらず,発生した品質上の問題への対応に終始した論述も見られた。