情報処理技術者試験ナビ

当サイトは準備中です。

PM 24春 午後Ⅰ 問1

問題

外部設計の状況確認に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。

 金融機関のA社は,支店の営業活動に使用する営業情報を提供するシステムを構築するために,今年の1月にプロジェクトを立ち上げた。プロジェクトでは,翌年1月の稼働開始に向けて,図1のスケジュールに従って作業を進めており,現在はプロジェクト計画を策定している。利用部門である支店を統括する営業部は,外部設計を行う3月及び4月が繁忙期に当たる。プロジェクトマネージャであるA社情報システム部のB課長は,外部設計の中で営業部の意向を十分に組み入れて合意形成ができるかどうかがプロジェクトの成否につながると考え,この点に特に留意して,外部設計の進め方を検討することにした。

f:id:honmurapeo:20161218134719p:plain

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)は,内部設計以降にスコープの変動が極力起きないようにするために,外部設計において,ステークホルダとの十分な合意が形成できるように留意する必要がある。
 本問では,システム構築における外部設計の状況確認を題材に,ステークホルダとのコミュニケーションや合意形成の円滑化を図るためのプロジェクト運営,外部設計の状況と今後の見通しの把握,問題が発生した場合の対処などについて,PMとしての実践的な能力を問う。

採点講評

 問1では,システム構築における外部設計の状況及び見通しの把握,問題が発生した場合の対処について出題した。ステークホルダとの合意形成における留意点,変更要望への対応の優先度を判断するために考慮すべき点については,おおむね理解されていた。
 設問2⑵では,一つの解答枠に複数の視点からの対策を列記している解答が見受けられた。その中には,列記された対策の視点が不適切であったり,矛盾する内容を列記していたりする解答も散見された。解答に当たっては,ポイントを整理して記述することを心がけてもらいたい。
 設問3⑴では,“レビューアの交代”や“体制強化”など,“当プロジェクト外の関係者との調整”と誤って解答した受験者が多かった。設問では,外部設計における当面の“作業順序の工夫”について問うていることをよく理解した上で解答してもらいたい。プロジェクトマネージャは,同一工程内で実施されている各作業の進捗状況を常に把握し,ある作業の実施順序の変更が,同一工程内の他の作業の進捗に及ぼす影響を考慮して,最適な作業計画を立案できる能力を身に付けてほしい。