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PM 24春 午後Ⅱ 問2

問題

システム開発プロジェクトにおけるスコープのマネジメントについて

 プロジェクトマネージャ(PM)には,システム開発プロジェクトのスコープとして成果物の範囲と作業の範囲を定義し,これらを適切に管理することで予算,納期,品質に関するプロジェクト目標を達成することが求められる。
 プロジェクトの遂行中には,業務要件やシステム要件の変更などによって成果物の範囲や作業の範囲を変更しなくてはならないことがある。スコープの変更に至った原因とそれによるプロジェクト目標の達成に及ぼす影響としては,例えば,次のようなものがある。

  • 事業環境の変化に伴う業務要件の変更による納期の遅延や品質の低下
  • 連携対象システムの追加などシステム要件の変更による予算の超過や納期の遅延

 このような場合,PMは,スコープの変更による予算,納期,品質への影響を把握し,プロジェクト目標の達成に及ぼす影響を最小にするための対策などを検討し,プロジェクトの発注者を含む関係者と協議してスコープの変更の要否を決定する。
 スコープの変更を実施する場合には,PMは,プロジェクトの成果物の範囲と作業の範囲を再定義して関係者に周知する。その際,変更を円滑に実施するために,成果物の不整合を防ぐこと,特定の担当者への作業の集中を防ぐことなどについて留意することが重要である。
 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わったシステム開発プロジェクトにおける,プロジェクトとしての特徴と,プロジェクトの遂行中に発生したプロジェクト目標の達成に影響を及ぼすスコープの変更に至った原因について,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べた原因によってスコープの変更をした場合,プロジェクト目標の達成にどのような影響が出ると考えたか。また,どのような検討をしてスコプの変更の要否を決定したか。協議に関わった関係者とその協議内容を含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問イで述べたスコープの変更を円滑に実施するために,どのような点に留意して成果物の範囲と作業の範囲を再定義したか。成果物の範囲と作業の範囲の変更点を含めて,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)には,プロジェクトのスコープとして成果物の範囲と作業の範囲を定義し,これらを適切に管理することでプロジェクト目標を達成することが求められる。
 本問は,スコープの変更に至った原因とそれによるプロジェクト目標の達成に及ぼす影響,スコープの変更の要否の決定,及びスコープの再定義の際の留意点について,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,PMとして有すべきプロジェクトのスコープのマネジメントに関する知識,実践能力,関係者との折衝力などを評価する。

採点講評

 スコープの変更に至った原因とそれによるプロジェクト目標の達成に及ぼす影響,スコープの変更の要否の決定,スコープの再定義の際の留意点についての具体的な論述が多かった。一方,スコープ変更に至った原因を明確にせず,結果だけの論述や,成果物の範囲と作業の範囲の変更点が不明確な論述も見られた。