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PM 25春 午後Ⅰ 問4 設問1

問題

〔企画部の特性〕
 モバイルアプリのユーザインタフェースと細かな挙動を決定する過程で重要なステークホルダは,企画部である。基本設計では,企画部と調整しながら仕様を確定させていくことになっている。企画部には,次の特性がある。

  • 最新の市場動向及びユーザニーズを常に把握しているので,ユーザにとって魅力あるインタフェースとはどのようなものか,社内で最も妥当な判断ができる。
  • 経営陣の信頼が厚く,社内での発言力は強い。
  • プロジェクトの制約条件を考慮して要求をまとめることよりも,多少無理をしてでも,ユーザに対する魅力の拡大を優先すべきだと考える傾向がある。実際にこれまでにも,制約条件を超えた過大な要求を提示したり,仕様確定後に要求を追加してきたりすることがあった。その際の開発プロジェクトでは,無理をして要求を受け入れた結果,品質不良と納期遅延が発生した。

 Q課長は,プロジェクトの目標を達成するには,現在想定している基本設計のスケジュール内でモバイルアプリの仕様を確定させなければならないと考えた。そこでまず,企画部と開発規模・開発期間の制約条件に関して意識を一致させた上で,仕様確定後の変更は原則として開発完了後の対応とすることで合意した。しかし,①そうすることが,仕様の確定内容に関して適切でない状況を生み出すおそれがあると考え,基本設計の進め方を工夫することにした

 

〔U社の特性〕
 モバイルアプリの開発は,U社が担当する。U社はこれまでP社との取引はなかったが,企画部が“ユーザインタフェースのデザイン力と技術力に優れ,洗練されたモバイルアプリの開発で定評がある”と経営会議で推薦し,今回の開発担当に決定した。U社は,P社の購買規程で定められている財務,情報セキュリティなどの要件は満たしている。
 Q課長は,現在想定している開発規模であれば,スケジュールに関するリスクは小さいと判断し,P社における一般的な契約形態に従って,U社と開発委託契約を結ぶ方針を立てた。基本設計と総合テストの各工程を委任契約とし,詳細設計から結合テストまでの工程を請負契約とすることを前提にU社と交渉したところ,U社も同様の意向であった。ただしQ課長は,請負契約部分に関しては,念のため事前に確認しておくべきことがあると考えた。

設問1

本文中の下線①について,Q課長は,仕様の確定内容に関して,どのような適切でない状況になるおそれがあると考えたのか。40字以内で述べよ。

 

解答例・解説

設問1

顧客満足度を向上させるための企画部の重要な要求を,十分に取り込めなくなる。

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