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情報処理技術者試験ナビ

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PM 26春 午後Ⅱ 問1

問題

システム開発プロジェクトにおける工数の見積りとコントロールについて

 プロジェクトマネージャ(PM)には,プロジェクトに必要な資源をできるだけ正確に見積もり,適切にコントロールすることによって,プロジェクトの目標を達成することが求められる。中でも工数の見積りを誤ったり,見積りどおりに工数をコントロールできなかったりすると,プロジェクトのコストや進捗に大きな問題が発生することがある。
 工数の見積りは,見積りを行う時点までに入手した情報とその精度などの特徴を踏まえて,開発規模と生産性からトップダウンで行ったり,WBSの各アクティビティをベースにボトムアップで行ったり,それらを組み合わせて行ったりする。PMは,所属する組織で使われている機能別やアクティビティ別の生産性の基準値,類似プロジェクトの経験値,調査機関が公表している調査結果などを用い,使用する開発技術,品質目標,スケジュール,組織要員体制などのプロジェクトの特徴を考慮して工数を見積もる。未経験の開発技術を使うなど,経験値の入手が困難な場合は,システムの一部分を先行開発して関係する計数を実測するなど,見積りをできるだけ正確に行うための工夫を行う。
 見積りどおりに工数をコントロールするためには,プロジェクト運営面で様々な施策が必要となる。PMは,システム開発標準の整備と周知徹底,要員への適正な作業割当てなどによって,当初の見積りどおりの生産性を維持することに努めなければならない。また,プロジェクトの進捗に応じた工数の実績と見積りの差異や,開発規模や生産性に関わる見積りの前提条件の変更内容などを常に把握し,プロジェクトのコストや進捗に影響を与える問題を早期に発見して,必要な対策を行うことが重要である。
 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わったシステム開発プロジェクトにおけるプロジェクトの特徴と,見積りのために入手した情報について,あなたがどの時点で工数を見積もったかを含めて,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べた見積り時点において,プロジェクトの特徴,入手した情報の精度などの特徴を踏まえてどのように工数を見積もったか。見積りをできるだけ正確に行うために工夫したことを含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問アで述べたプロジェクトにおいて,見積りどおりに工数をコントロールするためのプロジェクト運営面での施策,その実施状況及び評価について,あなたが重要と考えた施策を中心に,発見した問題とその対策を含めて,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)には,システム開発プロジェクト目標の達成に向けて,プロジェクトの要員に期待した能力が十分に発揮されるように,プロジェクトをマネジメントすることが求められる。
 本問は,プロジェクトの遂行中に発生した,要員に期待した能力が十分に発揮されない事態とその対応策,事態発生の根本原因と立案した再発防止策などについて,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,PMとして有すべき要員のマネジメントに関する知識,経験,実践能力などを評価する。

採点講評

 プロジェクトの特徴及び入手した情報の特徴を踏まえた工数の見積りの方法,見積りを正確に行うための工夫点については具体的な論述が多かった。一方,工数をコントロールするためのプロジェクト運営面での施策については,工数のコントロールと施策の関連が不明確な論述も見られた。