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PM 27春 午後Ⅱ 問1

問題

情報システム開発プロジェクトにおけるサプライヤの管理について

 プロジェクトマネージャ(PM)は,自社で保有する要員や専門技術の不足などの理由で,システム開発の成果物,サービス,要員などを外部のサプライヤから調達して,情報システムを開発する場合がある。システム開発の調達形態には,請負,準委任,派遣などがあるが,成果物が明確な場合,請負で調達することが多い。請負で調達する場合,サプライヤは成果物の完成責任を負う一方,発注者はサプライヤの要員に対して指揮命令することが法的にできない。したがって,プロジェクトを円滑に遂行できるように,発注者とサプライヤは,その進捗や品質の管理,リスクの管理,問題点の解決などについて協議する必要がある。
 仮に,プロジェクトの進捗の遅延や成果物の品質の欠陥などの事態が生じた原因がサプライヤにあったとしても,プロジェクトの最終責任は全て発注者側のPMにある。そのため,発注者とサプライヤの間で進捗の管理と品質の管理の仕組みを作成し,実施することが重要になる。
 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

 

設問ア

 あなたが携わった情報システム開発プロジェクトにおけるプロジェクトの特徴,及び外部のサプライヤから請負で調達した範囲とその理由について,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べたプロジェクトにおいて,発注者とサプライヤの間で作成した進捗の管理と品質の管理の仕組みについて,請負で調達する場合を考慮して工夫した点を含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問イで述べた進捗の管理と品質の管理の仕組みの実施状況と評価,及び今後の改善点について,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 プロジェクトマネージャ(PM)には,システム開発の成果物を請負で外部のサプライヤから調達する場合,サプライヤの要員に対して指揮命令することが法的にできないので,発注者とサプライヤの間で協議しながらプロジェクト目標を達成することが求められる。
 本問は,発注者とサプライヤの間で作成した進捗の管理及び品質の管理の仕組みの内容とそれらの実施状況などについて,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,PMとして有すべきサプライヤの管理に関する知識,経験,実践能力などを評価する。

採点講評

 システム開発の成果物を請負で調達する場合に,発注者とサプライヤの間で作成した進捗の管理の仕組みと品質の管理の仕組みについて具体的に論述できているものが多かった。一方,請負で調達する場合,発注者側のプロジェクトマネージャはサプライヤの要員に対して直接指揮命令することができないので,サプライヤの責任者を通じた間接的な管理の仕組みが必要となるが,直接配下のメンバに対して指揮するような管理の仕組みの論述も見られた。